• コギャル特集①:今後のビジネスに認知相違調整が求められる「根っこ」の理由(メルマガバックナンバー)

コギャル特集①:今後のビジネスに認知相違調整が求められる「根っこ」の理由(メルマガバックナンバー)

★当社プログラム『コグニティブ・ギャップ・リストラクチャリング・メソッド(認知相違調整法)』※通称「コギャル法」

についての特集記事です。

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最近お客様と会話していると一つの傾向というかトレンドを感じていました。
先日とある人事系のセミナーへいったところマクロトレンド的にも同様の傾向が示唆されていました。

それは、組織・人事課題を考えたときに「個」に焦点が当たり、「個人」がキーワードになっているということです。

 

コロナの影響で先行きがますます不透明になる中で、生き残り、成長を続けていくためには、組織で働く「個人」の力を最大化していかねばなりません。そして今後はその流れはますます加速化していくと感じます。

一方で、これだけ個人に焦点が当たり始めると、組織としての統制や一体感はどのように保てばいいのか、こういった声もよくお聞きします。人が集まって何かを成し遂げようとしているのが「組織」という形態の本質ですが、個人を尊重しようとすれば、どこを落としどころにしていいかわからない場面が増えてくる、こんな痛切な悩みを反映しているようにも感じます。

 

要は、「個人を活かす」ということと「組織を活かす」ということにある種のジレンマが台頭しているのです。

 

私個人の話をさせてください。

私自身は、今の社会的な基準でみると「ブラック企業」といわれるような環境で働き始めそれが普通だと思っていました。

ただどうしても気になることがありました。それは組織の都合でポテンシャルをつぶされる人がたくさんいるということです。

異論や多様性は認められず、組織のやり方や価値観に合うことをしないとつまはじきにされてしまう。

長時間労働もいとわずに働いているのに少しでも改善提案をしようとすれば、組織のやり方に異議をとなえる「自分優先」の甘え、と受け取られてしまう。

 

こうした雰囲気の中で、ポテンシャルが存分にあり、活躍が見込める人材が、よくわからない理由で活躍の場を奪われるということが日常的におこっていたように思います。

こうしたことに違和感を感じた私は、統制的な組織のあり方や上意下達的なマネジメントの仕方に疑問を呈する立場となりフラットな組織運営や本音を言い合うことを奨励するような組織論に傾倒するようになりました。

そういう考えの人たちはほかにもいて、いろいろな意見も見聞きするようになりましたが、ここでもまた違和感を感じることとなります。

それは「組織は統制を強いるもの(悪いもの)だから、自分の思いを優先させるべき」というようなある意味自己中容認論のような意見がたくさん出てきていると感じたのです。

 

「ピラミッド型組織はもう古い、これからはフラットでオープンな組織が大切だ」
「誰もが一人一人、主体的に自分の思いで仕事をするのが大切だ」

 

ある意味正しいように聞こえますが、それは暗に、

 

「古い組織人は無視すればよい」
「上にたてつくのがかっこいい」

などのニュアンスをもって(誤解されながら)自己中容認論のトレンドになっていきました。

 

周りを見渡せば、
・自分にできることだけやればいい
・自分にまかされた仕事を途中で投げ出しても当たり前、
・上司の指示が悪い、人間性がダメ
・自分にピンとくる仕事しかしたくはない
・無理して頑張るよりは別の場所にいけばいい

などある種「わがまま」でいい、という態度が圧倒的に増えたと感じます。

こうした二つともに違和感を感じ、モヤモヤを感じる中で、考えたのが、「個人を活かす」ということと「組織を活かす」ということを対立的にとらえるのではなく、うまく両立させるやり方が必要ではないか、ということです。

 

個人vs組織

 

今、この2項対立に合わせるように、特にHR分野では、

・個の思いや意見を言いやすくするようなやり方や手法
・組織原則をルール化(機械化)し徹底させるやり方や手法

の2つがポジションニングをとっているように見えます。

そしてこのジレンマはますます広がっていくようにも思うのです。

 

私たちが皆様にお届けしたいと思う認知相違調整法(コギャル法)はこうした認知上のジレンマの解消していくための方法論です。

ダイバーシティ&インクルージョンが叫ばれる中で、こうしたジレンマは職場での様々な関係性の問題となって表出してきます。

ハラスメント問題、職場のメンタルヘルス問題に始まり、ジェンダー問題、部門間の利害対立、理念が腹落ちしない、進まないイノベーションなどなど個人と組織を双方活かすためにはまだまだ問題が山積みです。

 

コギャル法は個人と組織のポテンシャルを実現する「組織のOS」のようなものとして開発を進めています。

要は「組織内で共有すると個も組織もウェルビーイングになるよ」というコミュニケーション・チームビルディングの方法論です。

※方法論というと「これをやればいいんでしょ」というスキルととらえられがちですが、そんな都合のよい答えがないことはお分かりかと思います。方法論とは、問題解決に向かうための方向性示す考え方・態度(一部スキルもありますが)という意味で使っております。

 

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