レジリエンスが企業を救う?

レジリエンスとコラボレーションの関連性

昨年を振り返ってみると、多くの企業様とご一緒させて頂き、「回復力」や「失敗から立ち直る力」等が、さまざまな組織で強く意識されており、また社員の皆様に今まで以上に強く求められているという風にも感じました。最近では書店でも「レジリエンス」という言葉でこれらが表現されている書物を目にします。

レジリエンスは、個人レベルから組織や社会レベルまで、さまざまな視点で使われる言葉であり、例えば組織レベルでレジリエンスの高い組織とは、環境の変化に柔軟に対処できる力を持った組織のことを言います。

もう一つのキーワードが「コラボレーション」です。レジリエンスの実践や問題解決に当たり、チームはカギになる単位です。個人もチームのさまざまなあり方に影響を受けます。個々人が強いだけでなく、共に目標達成に向かって切磋琢磨し、Win-Winの協働状態になっていることが、コラボレーションができている状態です。複雑性が高まる今日、すべてをうまくやることが求められるが、一人(一社)ではすべてをうまくやることができない現在、コラボレーションは、重要な組織能力といえます。